ジェネリック医薬品について

先発医薬品より安い「ジェネリック医薬品」とは?

日本人にとって少しずつなじみの出てきたジェネリック医薬品。

 

ほんの数年前までは日本ではジェネリック医薬品は購入しづらいものでした。

 

それは普及率も低さもありますが、先発医薬品の方が安全性と信頼度が高かったからです。

 

しかし、厚生労働省を始めとして、現在の日本ではジェネリック医薬品へ対する先入観が少しずつ和らぎ、普及率も徐々に向上してきています。

 

 

2020年を目途に普及率80%を目指しているとされています。

 

欧米では高い普及率を誇っているからこそ、ここから日本でも普及されていくことでしょう。

 

ここではそんな「ジェネリック医薬品」について詳しくご紹介します。

 

 

ジェネリック医薬品のメリットと開発されるまでの流れ

ジェネリック医薬品は先発医薬品と同じ成分、同じ効果を保ったまま格安価格で購入できる点が最大のメリットです。

 

例えば、解熱鎮痛剤として日本でもよく使用されているロキソニンを例に挙げます。

 

 

先発医薬品であるロキソニンは第一三共が製造・販売をしており、成分はロキソプロフェンで60mg配合されています。

 

価格は1錠あたり、約19円です。

 

一方、ジェネリック医薬品であるロブ錠は大原薬品が製造・販売をしており、成分は全く同じロキソプロフェンで配合量も同じ60mgです。

 

しかし、価格は約6円と圧倒的にジェネリック医薬品の方が安価なのです。

 

この違いがなぜ生まれるのかというと、先発医薬品の開発には莫大な開発費がかかるため、開発費を賄い、利益を出すために成分や製法の特許を得て割高な価格設定をしているからです。

 

それならすぐにジェネリック医薬品を作れば、もっと安くなるのになぜしないのかと思われる方もいらっしゃると思います。

 

実はジェネリック医薬品を製造・販売できるようになるまでには開発元が先発医薬品の特許を出願した日から20年経過しなければならないと定められているのです。

 

新薬の開発は簡単に行えないため、開発者の利益を守るために権利が与えられるのです。

 

そして、20年経過して初めて、同成分で同じ製法を用いて商品の製造、販売が行えるようになります。

 

ジェネリック医薬品より先発医薬品の方が優れている?

  • 先発医薬品のほうがジェネリック医薬品より優れている
  • 開発元の方がブランドだから効き目がある

と、このような誤解をしている方は多いのではないでしょうか?

 

 

特に、普及率の低い日本ではこのような誤解が生まれても仕方ないことなのかもしれません。

 

しかし、これは間違った考えであり、決してジェネリック医薬品は先発医薬品に劣った薬ではありません。

 

「ジェネリック」という言葉には「一般的な」という意味があり、一般患者の方の経済的な負担を軽減する目的で作られた医薬品がジェネリック医薬品なのです。

 

 

先発医薬品の研究、開発にはかなりの時間と費用がかけられています。

 

失敗を繰り返しながらも、試験を何度も行い、試行錯誤を繰り返しながら開発された新薬に対し、ジェネリック医薬品はその薬の確立された成分、製法を元に作られた薬です。

 

ですから、成分も製法も全く同じなのです。

 

つまり、効果に違いが出るというのは先入観であって、同じ効果が格安で手に入るのがジェネリック医薬品なのです。

 

また、ジェネリック医薬品の製造、販売を行うためには、国ごとの法律に従って国の商品を得なければなりません。

 

日本でいうと厚生労働省が定める厳格な審査を元に、開発段階から効用、安全性など様々な試験に合格しなければならず、この過程でジェネリック医薬品が先発医薬品と比較して遜色がないことを証明する必要があるのです。

 

日本では薬事法により医薬品の品質基準が定まっているため、ジェネリック医薬品でも先発医薬品と同じく安全性を保障されたものになっているのです。

 

ジェネリック医薬品というだけで不安に思ったり、避けていた方はぜひ一度ジェネリック医薬品を試してみてはいかがでしょうか?

 

 

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